発音は中国語マスターの要！！

日本に帰って本棚を整理していたら、中国語を勉強し始めたころに先輩から勧められた参考書が出てきました。

発音の基礎から学ぶ中国語

 発音に特化した参考書。この本から中国語学習における発音の重要性を知りました。

 「中国語　発音よければ　半ばよし」

もしかしたらあなたも一度聞いたことがあるかもしれません。この本の作者で、中国語教育の第一人者である相原茂先生の言葉です。

なぜそれほど発音は大切なのでしょうか？

人は見た目が九割　言語は発音が九割

もしあなたが女性であれば想像してみてください。

もしお化粧もヘアーセットもせず、鏡を見ずに外に飛び出したらどうなりますか？

おそらくみんなに見られると恥ずかしい気持ちになるはずです。

友達に笑われてがっかりするかもしれません。

他の人の敬意を勝ち得ることもできないでしょう。

では、きちんと身支度を整えて、程よくお化粧を済ませた後だったらどうでしょう？

自信を持って歩けますね。

もしかしたらお友達にセンスを褒められるかもしれません。

周りの人はあなたに敬意を払います。

発音は容姿にたとえられます。人間中身だといいますが、結局人間、見た目を重視します。言語の世界も同じ。

発音がきれいだと自信をもって中国語を話せます。

聞いている人もほめてくれます。

そして教養がある外国人だと敬意を払ってくれます。

こうなれば中国語の勉強はどんどん楽しくなっていきます。あとはほおっておいても自然に勉強を続けられます！！

良いアドバイザー　良い鏡

「なんか耳についてるよ」

私、この前外に出かけたとき友達に合うなりそう言れました。行く前に急いで塗った日焼け止めの塊が耳に媚びれついていました。自分では全然気づかなかったので早めにってもらえてよかったです。恥かかずに済みました。ε-(´∀｀*)

自分の顔を自分では見れませんよね。おなじく発音も目に見えません。それに中国語は日本語にない発音がたくさんあります。

例えば、乐(le), 去(qu)と聞いたとき、ラー、チューではないことが分かりますか？もし同じように聞こえるとしたら、まだ中国語独特の発音を日本語カタカナで解釈してしまっています。この状態ではいくら中国語を聞いても正しい発音に行きつけないかもしれません。

どうすればいいでしょうか？

日焼け止め事件のときと同じく、アドバイザーがいると役立ちます。初心者のうちは日本人の先生に習うことをお勧めします。

ここで注意、習い始めの時は日本語が話せない中国人の先生に教わってはなりません。ネイティブはいわばスッピン美人。化粧したことない人は化粧の仕方はわかりません。中国語が母語である彼らは、もともと中国語の発声方法なんて考えたこともありません。

それに対し日本人の先生は同じ苦労をしてきた先輩です。どうしたら巻き舌音を出せるのか、有気音と無気音の違いは何か、具体的に説明できます。

かといって、なかなかいい先生は見つからないもの。そんな時、場つなぎに試してほしいのが今回ご紹介している「発音の基礎から学ぶ中国語」という本です。

発音の基礎から学ぶ中国語

この本、日本語にない中国語の微妙な発音のニュアンスを教えてくれます。

例えば

ü

この音、ウムラウト、ゆーてんてん、どう発音しますか？

「ユー」でも「イー」でもありません。私も散々苦労しました。

よくNHKの中国語講座ではこう紹介されます。

口をすぼめた「ウ」の形で「イ」と発音する

しかし、この口の形だと音は出ることは出るのですがかなり時間がかかってしまいます。そうなると会話がぎこちない感じに聞こえてしまいます。

この本ではこう書かれています

横笛を吹く唇の形をして「ユ」と「イ」の融合音を出す。「ユ」という形を作り、「イ」の発音をする。いったん唇をセットしたら動かさず、かつ口の前方、つまり唇を使って出す

味噌は、“横笛を吹く形”

この説明、もっともイメージしやすく、もっともこの音を出しやすく、ネイティブに近いものでした。

ほかにも、日本語にない発音が分かりやすい表現で説明されています。

また、中国語学習の道ベーションを高めるコラムも気に入ってます。

この本は発音学習というメイクアップの中で鏡のような役割を果たしてくれるんです。

発音はあなたの顔です。発音学習をおろそかにせず、きれいな発音を学び、美人な中国語でおしゃべりしていきましょう!(^^)!

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